シリアで3年前から行方不明となり、武装組織に拘束されているとみられている「フリージャーナリスト・安田純平氏(44)」とみられる男性の動画がネット上で公開された。
安田さんの動画や写真をネットで公開してきたトルコ在住のシリア人男性は、安田さんを拘束しているのは反体制派の過激派組織、シャーム解放委員会(旧ヌスラ戦線)だと語る。
旧ヌスラ戦線はISと同じように内戦下のシリアで勢力を拡大し、シリアに来た外国人のジャーナリストや人道支援関係者を誘拐してきた。ISは人質を殺害することが多いのに対し、旧ヌスラ戦線は身代金を得られれば人質を解放することが多いことで知られる。
16年5月には、ヌスラ戦線(当時)はシリア北部で15年7月に拘束したスペイン人ジャーナリスト3人を解放した。トルコ紙などによると、スペイン政府はトルコ、カタール両政府を通じて交渉し、1人につき370万ドル(約4億円)を払うことで決着したという。
ただし、シリアの反体制派関係者によると、安田さんは旧ヌスラ戦線から分派した組織に身柄を移されたとの情報もある。
引用:朝日新聞デジタル
このようなニュースを聞くと、私はある事件を思い出す。
ダッカ日航機ハイジャック事件は、1977年9月28日、日本赤軍が起こしたハイジャック事件である。
日本赤軍は、メンバー及びシンパの釈放と身代金を要求した。
日本政府はこの要求に屈し、「超法規的措置の施行による収監者の釈放」と「身代金600万ドルの支払い」をした。
ハイジャック犯と収監者には、アルジェリアへ逃げられてしまう。
当時の首相・福田赳夫は「一人の生命は地球より重い」と述べて、日本のマスコミからは賞賛を浴びる。しかし、海外の反応は否定的だった。
この事件を見て、金正日(キム・ジョンイル)は日本人を拉致をしても大丈夫だと確信し、本格的に拉致を始めてたとも言われている。
テロに屈すると、更なるテロが発生する。
もちろん、安田さんには無事に帰ってきてもらいたいが・・・
皆さんはどのようにお考えだろう。
日本政府が身代金を要求されたら払うべき?
それとも、払うべきではない?
Twitterでアンケートをとったので、よかったらご覧あれ。
日本人限定の調査です。
— 素人が新聞記事書いてみた (@np_ama) August 2, 2018
「フリージャーナリスト安田純平さんの解放と引き換えに、武力組織が日本政府に対して、身代金50万ドルを要求している」という報道があります。
日本政府は身代金を払うべきだと思いますか?