米通商代表部(USTR)は1日、「支那からの輸入品2,000億ドル(22兆3,000億円)相当に対し、予定している10%の制裁関税(追加分)を25%に引き上げることを検討している」と発表した。
米国と支那の貿易総額
・支那⇒米国:約5,050億ドル
・米国⇒支那:約1,300億ドル
すでに米国は、支那からの輸入品500億ドル相当に対して25%の制裁関税を段階的に発動しており、現在340億ドル相当については制裁関税が発動済。残り160億ドル相当については8月上旬に制裁予定だ。
米国の支那からの輸入額は年間5,050億ドル程度、その半分に25%の制裁関税がかけられる可能性がでてきた。
United States Trade Representative
米支貿易摩擦の最近の経緯は以下のとおり
3月22日:トランプ大統領が追加関税を課す制裁措置の大統領令に署名
6月15日:米国が支那からの輸入品500億ドル相当に25%の制裁関税を課すと発表
6月16日:支那が米億からの輸入品500億ドル相当に25%の制裁関税を課すと発表
6月18日:トランプ大統領が更に支那からの輸入品2,000億ドル相当に10%の追加関税を検討するように指示
7月 6日:米支両国が制裁500億ドル分のうち、340億ドル相当についてお互いに制裁関税を発動
8月 1日:米国が制裁追加を検討中の支那からの輸入品2,000億ドルの追加関税を10%から25%に引き上げると発表
出典:名目GDP(USドル)の推移(1980~2018年) - 世界経済のネタ帳
この問題の本質は世界の覇権国争いだ。
「米支貿易戦争」とも言えるだろう。
米国の目的は支那のGDP抑制だ。
支那のGDPは、1990年には米国の6%強しかなかったが、2018年には70%程度まで上昇すると予想されている。
現在の支那のGDPは日本の3倍弱だ。
支那の統計は信用できない部分も多いが、その分を差し引いても、すでに大きな脅威となっている。
現に尖閣諸島にも侵略してきているし、日本国内の土地も買収されている。日本に住んでいる支那人の数も急増中だ。
米国と支那の貿易総額
・支那⇒米国:約5,050億ドル
・米国⇒支那:約1,300億ドル
支那の米国から輸入額は1,300億ドル程度だ。
支那は米国に対して、輸入の3倍以上の輸出をしている。
米支貿易戦争は支那には勝ち目はないように思われる。
・・・が恐らく情報戦をしかけてくるだろう。
米国や日本のマスコミの多くが、米国の追加関税に関してトランプ大統領を批判するだろう。
これから貿易戦争が激化すれば、日本では○日新聞などが大々的に批判を行うと予想する。
更に、支那と敵対的な立場のマスコミも、ある程度は批判をするだろう。
マスコミのスポンサーは主に大企業だ。
これらの企業は自由に貿易が行われた方が、売上や利益が上がるからだ。
米支貿易戦争は日本にとって国益となる。
日本が米国の関税強化により受ける損失は軽微なものだ。
そもそも日本は内需大国だ。
国内で作った物の大部分を国内で販売・消費している。
それより、支那を強くしてしまう方が、日本にとっては大きな脅威となる。
支那がこれ以上強くなると、手がつけられないモンスターになる。
この事実を忘れてはいけない。