河野太郎外相は3日、シンガポールで開かれているASEAN(東南アジア諸国連合)関連外相会議の夕食会の会場で、北朝鮮の李容浩(リ ヨンホ)外相と短時間接触し意見交換した。
河野外相は記者団に、「日本側から、こちらの考え方、基本的立場を申し上げ、それについて様々なやりとりをした」と語った。
具体的なやりとりについては言及を避けたが、
一部のマスコミの報道では、河野外務大臣が北朝鮮の李外務大臣に「日朝首脳会談を開く用意がある」と伝えたという報道がある。
東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会合に出席するためシンガポールを訪問中の河野太郎外相は3日夜、北朝鮮の李容浩(リヨンホ)外相と短時間、言葉を交わした。外務省関係者によると、河野氏は日朝首脳会談を開く用意があると伝えたという。
引用:朝日新聞デジタル
もし本当なら、外交政策としては良くない。
日本から焦って首脳会談をもちかけては、足元をみられてしまう。
拉致被害者と取り返すには、タイミングが重要だ。
北朝鮮が飢えて首が回らない時が最高だ。
そのためにも、できるだけ強力な経済制裁が必要だ。
更に、強気の外交姿勢も必要だ。
平成14年(2002年)9月17日、1回目の日朝首脳会談が行われた。これは以前より強気の外交姿勢に日本が変わったため、行うことができたと言える。
平成13年(2001年)9月11日、米国で同時多発テロ事件が発生した。日本は同盟国として、海上自衛隊イージス艦をインド洋に派遣した。
同年12月22日には、「九州南西海域工作船事件」が発生した。工作船は海上保安庁の巡視船と交戦の末爆発、沈没した。
平壌に小泉らが乗り込んでいき控え室で待機している時のことだ。当時の安倍晋三官房副長官は、「拉致に関して謝罪がなければ交渉決裂、日朝平壌宣言には署名すべきでない」と主張した。これを知った北朝鮮は日本人拉致を認めた。
拉致被害者の皆様には、一刻も早く、一人でも多く帰国してもらいたい。
しかし、北朝鮮と首脳会談をやるのは条件が揃った時がいい。
①北朝鮮が経済的に困っている
②日本が本気だと北朝鮮が思っている
心ある日本人は、「北朝鮮による日本人拉致問題」を忘れてはいない。