素人が新聞記事書いてみた

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徒然草第150段、この考え方は教育に必要だ

徒然草』(つれづれぐさ)。

兼好法師けんこうほうし)により、1,300年代前半に書かれたと言われる有名な随筆(ずいひつ)だ。

随筆とは、筆者の体験や読書などから得た知識をもとに、それに対する感想や思想などを書いたものである。

 

徒然草は序段を含めて244段から成る。

「なるほど~」と関心するものもあれば、「それ違うだろ!」とツッコミを入れたくなるものもある。

それらすべてを含めて、私は徒然草が好きだ。

 

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兼好法師、出典:Wikipedia

 

徒然草の第150段は、なかなか興味深い。

「この考え方は教育に必要だ」と直感的に思った。

 

徒然草 第150段 原文

 のうをつかんとする人、「よくせざらんほどは、なまじひに人にられじ。うちうちよく習ひて、さしでたらんこそ、いと心にくからめ」と常に言ふめれど、かく言ふ人、一芸もならることなし。

 いま堅固けんごかたほなるより、上手のなかまじりて、そしり笑はるゝにも恥ぢず、つれなく過ぎてたしなむ人、天性てんせい、そこつなけれども、道になづまず、濫りにせずして、年を送れば、堪能かんのうたしなまざるよりは、つひに上手の位に至り、徳たけ、人に許されて、ならびなき名をる事なり。

 天下てんがのものの上手といへども、始めは、不堪ふかんの聞えもあり、無下の瑕瑾かきんもありき。されども、その人、道のおきてただしく、これを重くして、放埒はうらつせざれば、世の博士はかせにて、万人ばんにんの師となる事、諸道かはるべからず。

 

現代語略すると、以下のとおりだ。

「わかりやすさ」に重点をおいているので、試験にでる直訳とは全く違う。

 

徒然草 第150段 「素人が新聞記事書いてみた」による現代語略

 技術を身につけようとする人は、「下手なうちは、他人に知られないようにする。こっそりと練習をして上手くなってから人前で披露できたら、とても良いだろう」とよく思うようだが、そういう人は、良い技術を身に付けることは無い。

 まだ下手なうちから、上級者の中に交じり、貶されたり笑われたりしても恥じることなく、平常心でがんばって勉強する人は、特別な才能が無くても、黙々と、ある程度の年数がんばれっていれば、才能があって稽古をしない人より、最終的には上手くなり、誰にも負けないレベルまで達し、世間からも認められて、名声を得る事となるだろう。

 人間国宝と言われる人も、最初は下手クソだと言われ、ひどい屈辱を味わうものだ。しかし、その人が、その道の教えを正しく学び、それを尊重し、我流にならなければ、達人として認められ、多く人の師匠となれる、どの世界でも同じである。

 

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兼好法師けんこうほうし)、なかなか良いこと言ってない?

今から700年近く前に書かれた随筆とは思えない。

現代でも通用する考え方だ。

 

徒然草第150段のポイント

・何事も最初から上手な人はいない

・恥をかいても、黙々と続けることが大切

・才能のある人より努力する人の方が成功する

 

教育現場の教師はもちろん、多くの日本人がこのような考え方になり、更に実践できれば、日本の教育レベルは飛躍的に上がるだろう。