連合国(国連)人種差別撤廃委員会が13日、スイス・ジュネーブで開かれた。
同委員会は、昭和40年(1965年)に連合国総会で採択された「人種差別撤廃条約」 の履行状況を監視するために設けられた委員会で、10日と13日、支那の人権状況について議論した。
同委員会で米国の人権活動家らが「支那政府が少数民族のウイグル人ら100万人を新疆ウイグル自治区で拘束している」と指摘した。
支那側はこれを完全に否定した。
ウイグル人の自由、民主、人権の促進に努めている「世界ウイグル会議」によると、89万人を超えるウイグル人が強制収容されたという。
以下、世界ウイグル会議のホームページより。
<リークされた詳細なデータによれば、新疆ウイグル自治区のウイグル人密集地域で、ウイグル人口の2〜4割が中国共産党の「再教育」キャンプに強制収容されている>
トルコ・イスタンブル在住の亡命ウイグル人組織によって運営されているインターネットテレビ『イステクラルTV』は2月14日、「信頼できる現地の公安筋から入手した」として、新疆ウイグル自治区の強制収容施設に収監されているウイグル人やカザフ人の数を公表した。
この表は県単位で収容者数が記されており、ウルムチ市、ホタン市、イーニン(グルジャ)市など、市単位での数値が欠けている。中国の行政単位としては県が市より下となる。おそらく、大きな行政単位の中心市レベルと末端の県レベルでは管轄部署が異なり、このデータをリークした公安警察は、県レベルのデータ管理者だったのだろう。
漏洩した拘束者数がいつの段階のものかはわからないが、収容が大々的に始まった17年に作成されたと考えて間違いない。データは1212万人いるウイグル人口の71%をカバーしているが、県レベル以外のデータが明らかになれば、収監者数はおそらくさらに増える。
89万人を超す拘束者数は新疆全域のデータではないとはいえ、この数値からは多くを読み解くことができる。色で囲ったアクス地区、カシュガル地区、ホタン地区はいずれも住民に占めるウイグル人の割合が極めて高い土地で、データ上で明らかになった収監者数の約8割は、こうしたウイグル人密集地域から連れ去られている(アクス地区合計12万6306人、カシュガル地区合計24万8747人、ホタン地区合計31万5755人、ウイグル人密集地域合計69万808人)。
この問題は以前から指摘されていた。
急に指摘され始めたのは、米国が支那を仮想敵として意識し始めたからだ。
大国の身勝手な理屈である。
・・・が、良い機会ではある。
ウイグルで何が起こったのか、又、起きているのか。
一人でも多くの日本人が知る必要がある。
これは日本人と関係のないことではない。
万一、日本が支那に占領されたら、同じことが起きるのだから。