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東京大学、大腸がんの新しい発症メカニズムを解明

東京大学医学部附属病院消化器内科の早河翼助教らの研究グループが、大腸がんの新しい発症メカニズムを解明した。

特定の内分泌系前駆細胞(ぜんくさいぼう)も、幹細胞と同じように、がんの起源となりうることがわかった。

また、その過程でNotch経路とYAP経路という2つのシグナル伝達経路が、がん細胞化に重要であることもわかった。

情報元:https://www.gastrojournal.org/article/S0016-5085(18)35272-7/abstract

 

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1.食道 2.胃 3.十二指腸 4.小腸 5.盲腸 6.虫垂 7.大腸(結腸) 8.大腸(直腸) 9.肛門、出典:Wikipedia

 

大腸とは、右下腹部の小腸終末部から、肛門に至るまでの約1.5mの管腔の臓器である。肛門に近い約15cmを「直腸(ちょくちょう)」、それ以外の部位を「結腸(けっちょう)」と呼ぶ。

 

大腸がんは、大腸の中にある少数の幹細胞に、特定の遺伝子異常が蓄積することで発生するものと考えられていた。

幹細胞とは、分裂して自分と同じ細胞を作る能力(自己複製能)と、別の種類の細胞に分化する能力を持ち、際限なく増殖できる細胞のことを言う。

しかし、「幹細胞以外の細胞もがん化するのか」や「がん化するとしたら、どのような発症メカニズムでがんに変化していくか」については不明だった。

 

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 A – 幹細胞; B – 前駆細胞; C – 分化した細胞; 1 – 対称性幹細胞分裂; 2 – 非対称幹細胞分裂; 3 – 前駆細胞分裂; 4 – 最終分化、出典:Wikipedia

 

前駆細胞(ぜんくさいぼう)とは、幹細胞から発生し、体を構成する最終分化細胞へと分化する途中の段階にある細胞である。

通常は限られた分裂回数の後に、最終分化細胞になる。

 

同研究グループは、マウスモデルと使い、「BHLHA15」という遺伝子発現の特性のある内分泌系前駆細胞を発見した。

遺伝子発現とは、DNAに書き込まれている情報を読み込んで、それを基にタンパク質(細胞)を作り出すことを言う。

発見した「BHLHA15」は、幹細胞と同じように、がんの起源となりうることがわかった。

また、その過程でNotch経路とYAP経路という2つのシグナル伝達経路が重要であることもわかった。

 

今回の研究により、大腸がんの新しい発症メカニズムを解明された。

将来、新しい大腸がん治療法の開発につながる可能性が高い。

また、BHLHA15のように、幹細胞以外でもがんの起源となりうる細胞が、他にもある可能性は極めて高い。

この発見は、他のがんの発症メカニズムの解明や、新しい治療法の開発につながる可能性がある。

 

同研究の成果

・「BHLHA15」という内分泌系前駆細胞を発見

・内分泌系前駆細胞も、幹細胞と同じように、がんの起源となりうることを発見

・大腸がん発生の過程で、Notch経路とYAP経路という2つのシグナル伝達経路が重要であることを発見

・新しい大腸がん治療法の開発につながる可能性が高い

・がん細胞の起源となりうる前駆細胞は、「BHLHA15」以外にも存在している可能性が極めて高い

 

がんは遺伝子の突然変異により発生する。

がん細胞は日々発生しているが、健康な人は免疫細胞によりがん細胞が発生するたびに駆逐している。

しかし、がんについては、まだ解明されていないこともある。

今回のような研究は続ける必要がある。

研究が進むほど、がんは怖いものでなくなっていく。

 

人間は知らないことに対して恐怖を感じる。