素人が新聞記事書いてみた

新聞記事を書いているつもりでブログを書いています。

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東工大、低濃度の二酸化炭素でも使用できる触媒を発見、将来は石油も作れる?

東京工業大学谷啓 くまがい ひろむ特任助教らの研究チームは、あるレニウム(Re)の錯体 さくたいが、低濃度の二酸化炭素(CO2)捕集でき、かつ、電気化学触媒 しょくばいの性質を合わせ持っていることを発見した。

情報元:Electrocatalytic reduction of low concentration CO2

 

触媒 しょくばいとは、特定の化学反応の反応速度を速める物質である。触媒自体は化学反応の前後で変化しない。電極から電子の授受を行うことで化学反応を発生させる触媒のことを「電気化学触媒」と言う。

錯体 さくたいとは、配位結合又は水素結合によって形成された分子性化合物の総称である。

レニウム(Re)の錯体とは、簡単に言えば、レニウムに何かくっ付いた物質である。

 

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レニウム(Re、原子番号75)、出典:Wikipedia

 

同研究チームは、あるレニウム錯体を電気化学触媒として用い、低濃度の二酸化炭素(CO2)を一酸化炭素(CO)に還元できる電気化学的システムの開発を目指した。

その結果、二酸化炭素(CO2)を1%しか含まない気体でも、効率よく一酸化炭素(CO)に還元することに成功した。

 

同研究成果は画期的なものと言える。

電気化学触媒を用いて、二酸化炭素(CO2)を一酸化炭素(CO)に還元することは今までも可能だった。だだし、二酸化炭素(CO2)の濃度は100%に近い状態だった。

現在、工場や火力発電所など放出される二酸化炭素(CO2)の濃度は、数%~十数%である。このため、従来技術では二酸化炭素(CO2)を一酸化炭素(CO)に還元する場合、二酸化炭素(CO2)を濃縮する必要があった。

 

一酸化炭素(CO)は資源として利用できる。

プラスチックや人造石油などの原料になる。

一酸化炭素(CO)は、水素と反応させることで人造石油を合成することができる。

 

同研究グループは今後、この新触媒の二酸化炭素(CO2)捕集能力をさらに向上させ、実用的な技術開発を目指すと言う。

もし日本国内で使う石油を、日本国内で作ることができたら・・・

夢のある話である。