防衛省は21日、韓国海軍駆逐艦が海上自衛隊哨戒機に火器管制レーダー照射した「韓国海軍レーダー照射事件」の最終見解を発表した。情報はすでに、防衛省のホームページ上に公開されている。
韓国側に事実を認め再発防止を徹底することを強く求めてきたが、これ以上実務者協議を継続しても真実の究明に至らないと判断したためである。
防衛省は新たな情報として、火器管制レーダー照射の根拠となる「火器管制用レーダー探知音」の音声データと、火器管制レーダー照射を受けた海上自衛隊哨戒機の詳細な飛行概要を公開した。
「火器管制用レーダー探知音」は、以下の防衛省のサイトから誰でも聞くことができる。
情報元:防衛省・自衛隊:韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事案について
韓国海軍レーダー照射事件の主な経緯は以下のとおりである。
平成30年12月20日午後3時頃、日本の能登半島沖で、韓国海軍の駆逐艦「クァンゲト・デワン」が、海上自衛隊哨戒機「P-1」に、火器管制レーダー(射撃管制用レーダー)を照射した。火器管制レーダーの照射は武器使用に準ずる行為である。この件に関して、日韓の主張は完全に食い違っている。
12月21日、外務省から韓国側に強く抗議を実施するとともに、防衛省から本件について公表した。
12月27日、1回目の日韓実務者協議を開催(テレビ会議方式で開催。日本側からは防衛省・外務省等が参加)
12月28日、防衛省は海上自衛隊哨戒機「P-1」が撮影した当時の映像を YouTube 上に公開した。
動画:韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事案について - YouTube
平成31年1月4日、韓国国防部は防衛省に対抗し、韓国側の主張を示した動画を YouTube 上に公開した。
動画:[국방부] 일본은 인도주의적 구조작전 방해를 사과하고 사실 왜곡을 즉각 중단하라 - YouTube
1月14日、2回目の日韓実務者協議を開催(シンガポールにて開催。日本側からは防衛省・外務省が参加)
1月21日、防衛省が「韓国レーダー照射事案に関する最終見解」と火器管制用レーダー探知音などの情報を公開した。
レーダーの種類と特徴、原典:防衛省・自衛隊
レーダー照射に関して、日本と韓国の主な相違は以下のとおりである。
①火器管制レーダーの使用
(日本)火器管制レーダー波を一定時間継続して複数回照射されたことを確認
(韓国)火器管制レーダーは使用していない
②海上自衛隊哨戒機「P-1」の飛行について
(日本)十分な高度(約150m)と距離(約500m)を確保
(韓国)救助活動中に威嚇的な低空飛行を行った
③通信状況について
(日本)3種類の周波数で3回行う。天候は悪くなく距離もそう遠くない
(韓国)通信環境が悪く聞き取れなかった
日本と韓国の主張は完全に食い違っている。
どちらかが嘘をついているということである。
韓国海軍レーダー照射事件について、日本と韓国の主張は完全に食い違っています。
— 素人が新聞記事書いてみた (@np_ama) January 22, 2019
あなたは、どちらの主張を信じますか?
防衛省は韓国との話し合いは無理と判断した。
この事件は、韓国の特徴を表している事件と言える。
韓国に進出している企業は「韓国海軍レーダー照射事件」をどのように考えているのだろうか?
自分達には関係ない出来事だと思っているのだろうか?