素人が新聞記事書いてみた

新聞記事を書いているつもりでブログを書いています。

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国立科学博物館など、縄文人の全ゲノム解読に成功、肉食に向いた体質

国立科学博物館国立遺伝学研究所東京大学などからなる研究チームは、縄文人の全ゲノム解読に成功した。

 

ゲノムとは、遺伝子"gene"と全てを意味する"-ome"を合わせた造語で、DNAに含まれる全ての遺伝情報のことをいう。

ゲノム情報は、体をつくるための設計図のようなものである。

 

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ゲノム解読した情報を元に復元した縄文人女性の顔

 

同研究チームは、 北海道・礼文島(れぶんとう)の船戸遺跡から出土した、約3800年前の縄文人女性の臼歯(きゅうし)からDNAを抽出、解析した。縄文人は日本列島で約1万6000年前~3000年前まで続いた縄文時代の狩猟民族である。

研究チームはすでに昨年、ゲノム解読した情報を元に女性の顔を復元(上の写真)しているが、今回の解析で更に高精度の情報を得ることができた。

 

その結果、この女性の年齢は40~50歳代で、身長は140センチ台。目は茶色で、髪の毛は縮れており、肌の色は濃く、顔にはシミがあり、アルコールに強かったと推定。また、高脂肪食を分解しやすい体質という、現代の日本人にはない特徴を持っていたこともわかった。

遺伝子によると、韓国や台湾の先住民、フィリピン人に近いという。また、日本人は全ゲノムの約10%が縄文人に由来しているということも分かった。

ゲノムの多様性が低い状態が、旧石器時代から約5万年にわたり続いていたこともわかった。これは小さな集団で生活していたこと、他民族との間で子供をつくることがなかったことを示すものである。獲物を求め、特定の集団で移動を繰り返す縄文人の生活を反映しているといえる。

 

この縄文人女性の最大の特徴は、高脂肪食を分解しやすい体質ということである。これは遺伝子の変異によるもので、極寒に地域に住む人によくみられる。

北極圏に住むイヌイットの約7割はこの体質である。一方、日本人にはほとんどいない。

 

情報元:Late Jomon male and female genome sequences from the Funadomari site in Hokkaido, Japan

 

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日本人と周辺諸国の人々とのY染色体の系統分析、出典: /G

 

日本人の最大の謎はY染色体である。

これは男性のみにある染色体で、父親から息子へ全く同じものが受け継がれる。

Y染色体は系統別に分類できるのだが、 「C1」「D2」は日本にしか存在しない。

日本人は周辺国の人達と外見は似ているが、多くの点で異なる。このため、日本人は宇宙人ではないかと真剣に考えている学者もいるほどである。

 

今まで、日本人が他人種と違うのは、縄文人の遺伝子によるものだと思われてきた。しかし、今回の研究でそれも違うことが実証された。日本人は縄文人からあまり多くの影響を受けていない。

これは多くの人の予想外の結果だろう。

 

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