素人が新聞記事書いてみた

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農工大など、外来種によって在来カエル「逃避行動」が急速に発達

東京農工大学、国立環境研究所、森林総合研究所の研究グループは、奄美大島において、外来種マングース)によって、在来カエル(アマミハナサキガエル)の「逃避行動」が急速に発達したことを明らかにした。

アマミハナサキガエルの逃避行動の発達は、数10年という短期間で起こり、かつ、マングースを駆除した後も元には戻っていないという。

 

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アマミハナサキガエル、原典:YouTube

 

アマミハナサキガエルとは、奄美大島及び徳之島のみに生息が確認されているカエルである。環境省レッドリスト絶滅危惧種Ⅱ類。

体長は5・5~10センチ。色彩は淡黄色。

 

アマミハナサキガエルは元々、捕食者がいないところに生息していたため、「逃げる」という行事をあまりしなかった。このため、新たに侵入してきた外来の捕食者に簡単に食べられてしまっていた。

その中でも、少しでも逃げる個体は生き残りやすく、この性質は世代を超えて受け継がれていく可能性がある。

外来捕食者から強い影響を受けた島の在来種は、個体の学習ではなく、集団の進化として「逃避行動」を発達させたことが予想される。

 

奄美大島には1979年にマングースが導入された。導入地点に近い地域では多くの在来種が減少したが、島全体にまでは拡大しなかった。

2000年に始まった駆除活動により、マングースのほとんどは駆除された。

もし在来種の「逃避行動」が進化したのであれば、マングースがいなくなった後も、その変化の持続が予想される。

 

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マングース、出典:Wikipedia

 

同研究グループは、2013年8月から10月にかけ、アマミハナサキガエルの「逃避行動」に関する調査をした。

マングースの影響(導入地点からの距離)が異なる地域で、人がどこまで接近すればカエルが逃げ出すかという「逃避開始距離」の計測を行った。

 

その結果、以下の3つのことがわかった。

・外来マングースの影響が大きかった地域のカエルほど、いち早く逃げ出すようになった。
・外来マングースによって、わずか数十年の間にカエルの「逃避行動」が急速に進化した可能性。
外来種は在来種を減少させるだけではなく、行動という性質も変える。

情報元:【Journal of Zoology】Rapid behavioural responses of native frogs caused by past predation pressure frominvasive mongooses

 

外来種は既存の生態系を破壊する。

これは全ての動植物にいえることである。人間も含めて。

そして、一度破壊されたら元には戻らないものもある。

 

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