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東京医歯大、世界初、iPS細胞から「ミニ多臓器」作製=肝臓・胆管・膵臓

東京医科歯科大学の武部貴則教授らの研究チームは、世界で初めて、iPS細胞から、肝臓と胆管、膵臓(すいぞう)を同時に作製することに成功した。

それぞれの臓器がつながった5ミリ角ほどの「ミニ多臓器」だという。

 

論文は25日、科学誌ネイチャー電子版に掲載された。

掲載ページ:Modelling human hepato-biliary-pancreatic organogenesis from the foregut–midgut boundary | Nature

 

www.youtube.com

 

iPS細胞とは、体細胞へ数種類の遺伝子を入れることにより、人工的に作られた多能性の幹細胞のことである。正式名は"induced pluripotent stem cells"(=人工多能性幹細胞)。

受精卵のように、臓器や血管、血液、骨など様々な細胞に変化することができる。

 

武部氏らは平成25年、iPS細胞から肝臓の機能の一部を備えた「ミニ肝臓」を作製している。

しかし、臓器を単体で作製し移植しても、機能が十分に発揮されなかったり、移植可能なケースが限定されるなど、課題があった。

 

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iPS細胞から作製したミニ多臓器、武部貴則教授(東京医科歯科大学)提供

 

研究チームは、受精卵が臓器ができる過程に着目。再現を試みた。

まず、iPS細胞から、前腸組織と中腸組織という二つの組織をつくった。消化器系の臓器のもとになるものである。

この二つの組織を並べて培養すると、組織の境目に臓器の発生にかかわるレチノイン酸が出て、肝臓や膵臓に育つ前の細胞が現れた。更に培養を続けると、肝臓や胆管、膵臓(すいぞう)のミニ臓器が作製された。

これらの臓器は体内にあるものと同様につながっており、胆汁が流れるなど機能することも確認できた。

 

今回の成果により、病気の研究や創薬、将来的には臓器移植の道も開けた。

武部氏は「まだ基礎研究の段階だが、10年以内に今回開発した技術を実用化させて患者に届くようにしたい」と話している。

 

肝臓や胆管、膵臓が関係する病気の患者数は多い。

肝硬変だけでも、国内に40~50万人の患者がいるとされる。

新たな希望の光が灯った。

 

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