「CEATEC(シーテック)2019」が15日、幕張メッセ(千葉市)で開幕した。国内最大級の最先端技術や製品などの展示会で、毎年10月に行われている。
今回の会期は10月15~18日で、来場時間は午前10時~午後5時。入場は無料だが、事前にオンラインでの登録が必要。
会場に新設されたフォトスポット、出典:Twitter
20回目となる今回は、国内787の企業・団体が出展した。昨年は725だった。
パナソニックは初めて出展を見送った。一方、ソニーは6年ぶりの出展。
ANAやDeNA(ディー・エヌ・エー)、大阪ガスなどは初出典した。
同展示会は以前、大手家電メーカーが新製品をPRするという性格が強いものだった。
しかし、近年は最先端技術や製品などの展示会へと変わってきている。特にネット関連のものは多い。
初出典のANAは、利用者の分身(アバター)となって動き回るコミュニケーションロボット「newme(ニューミー)」を初披露した。
細長い胴体の上部に10・1型ディスプレイが付いており、ここに遠隔操作する人の顔などを表示される。
操作はパソコンやスマホ、タブレットから専用のアプリで行う。すると、ニューミーに自らの顔などが表示され、テレビ電話のように会話することができる。
ソフトバンク子会社のSBドライブ(東京都)は、ハンドルがない自律走行バス「NAVYA ARMA(ナビヤアルマ) 」を会場周辺の公道で走らせている。
ナビヤアルマは11座席あるのだが、今回の体験試乗での乗車人員は8人まで。
巡回ルートは、会場の幕張メッセから出発して、JR海浜幕張駅前を通過し、再び会場に戻ってくるまでの約1・5km。時速は18kmほどと低速で、約15分で走行する。
ナビヤアルマは、巡回ルートにある7基の信号の情報を取得し、それらを通過する際に表示される色を予測して走行しているという。この技術により、急制動を行わずに自動で走行・停止することが可能となった。
CEATEC2019には筆者の知り合いが昨日、取材?に行ったのだが、時間を忘れて閉館までいた。
時間を忘れるということは、興味があり熱中しているということである。
近年、日本の子供は昭和時代と比べ、理科が嫌いになってきている。
このような展示会に連れていくのも、教育の一環として良いのではないかと思う。