素人が新聞記事書いてみた

新聞記事を書いているつもりでブログを書いています。

【広告】

東北大・慶應、ある便秘薬が腎臓病と心血管疾患に効果があることを発見

東北大学慶應義塾大学の研究グループは、ある便秘薬に、慢性腎臓病の進行を抑え、心血管疾患のリスクを低下させる効果があることを発見した。

 

f:id:newspaper-ama:20191013134437j:plain

リンゼス錠0.25mg、出典:イケメン薬局在宅係

 

日本では、アステラス製薬から「リンゼス錠」という商品名で販売されている便秘薬で、主成分である薬剤リナクロチドにその効果があるという。

この薬の用法・容量は、一日一回食前に経口投与する。

 

f:id:newspaper-ama:20191013173258p:plain

ヒトの腎臓、出典:Wikipedia

 

腎臓とは、泌尿器系の器官の一つである。血液中の老廃物のろ過や余分な水分の排出を行い、尿を生成する。

ヒトの場合、腰より上の背中側に、背骨を挟んで左右に1つずつある。1つの重さは約150グラム。

 

慢性腎臓病は慢性かつ進行性に腎機能が低下する病気で、最終的に透析が必要となる腎不全になる。また、この病気は心血管疾患の発症率や死亡率を高める。

近年、腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう・腸内細菌の集団)のバランスが崩れることにより、慢性腎臓病が悪化することがわかってきた。特に、腸内細菌叢由来の代謝物質であるトリメチルアミン-N-オキシド(TMAO)の血中濃度上昇は、慢性腎臓病の死亡率を高める。

 

f:id:newspaper-ama:20191013182852j:plain

実験用に改良したハツカネズミ(通称「マウス」)、出典:Wikipedia

 

研究グループは、腎不全マウスにリナクロチド(リンゼス錠の主成分)を投与した。

その結果、腎臓の機能と組織の障害が改善し、腎臓病の進行が抑制された。トリメチルアミン-N-オキシド(TMAO)の血中濃度は減少し、心筋の繊維化の進行や血中というバイオマーカー値の上昇が抑えられた。

腸内細菌叢を解析したところ、リナクロチド投与が特定の腸内細菌群の割合を減少させ、これがTMAOの減少と関連していることが明らかとなった。

 

今回の成果から、腸内環境の改善させTMAOを減少させることは、腸-心臓‐腎臓連関を介した心腎症候群の予防や治療に有効であることがわかった。

 

情報元:【Nephrology Dialysis Transplantation】 The guanylate cyclase C agonist linaclotide ameliorates the gut-cardio-renal axis in an adenine-induced mouse model of chronic kidney disease

 

日本における慢性腎臓病の患者数は成人人口の約13%、1330万人ほどと言われている。ただし、これは初期の段階も含めた数である。

腎臓の検査を受けて、「たんぱく尿が出ている」又は「eGFRが60mL/分/1.73m²未満」という結果が3ヵ月以上続いている場合、慢性腎臓病と診断される。

 

簡単にはいかないだろうが...

リナクロチドによる慢性腎臓病の治療薬を開発してもらいたいものである。

 

【広告】