素人が新聞記事書いてみた

新聞記事を書いているつもりでブログを書いています。

【広告】

東京都医学総合研究所、「人工神経システム」で脳障害の機能回復に成功

東京都医学総合研究所の脳機能再建プロジェクトの研究グループは、「人工神経システム」を用いて、脳梗塞を起こしたサルの麻痺した手を、再び動かすことに成功した。

手の運動機能を持たない脳領域に、同システムを使って新たな運動機能を与えた。

脳梗塞などを発症し運動機能が麻痺しても、損傷していない脳領域を利用することにより、運動機能の再建が可能な場合もあることが実証された。

 

f:id:newspaper-ama:20191027220041p:plain

「人工神経システム」のイメージ図、原典:Nature Communications

 

研究グループが開発した「人工神経接続システム」は、脳の神経細胞と似たような役割をするコンピューター。上位の神経細胞の情報を受け取り(入力)、次の細胞にその情報を伝える(出力)。

同システムを利用して、脳梗塞により脳と脊髄をつなぐ神経経路を損傷しているサルの損傷部位をバイパスし、脳の信号を麻痺した筋肉に伝える実験を行った。

 

サルは実験開始から10分ほどで、人工神経接続システムに適応し始め、麻痺した手を自分の意志で動かすことができるまで回復した。

約25分で、麻痺した手の運動を司る脳領域が小さく集中するような、脳領域を超えた大規模な脳活動の適応が起こったという。

 

サルは顔や肩の運動を司る脳領域で、人工神経接続システムを介して麻痺した手を自分の意思で動かせるようになった。

また、運動機能を持たない脳領域や、感覚機能を持つ体性感覚野でも、同様に麻痺した手を動かせるようになった。

 

情報元:Bypassing stroke-damaged neural pathways via a neural interface induces targeted cortical adaptation | Nature Communications

 

研究グループはこのシステムを利用すれば、本来の脳領域の役割に関係なく、残存した部分をつなぐことで運動機能を再建できるとみている。

今後は、ヒト(脳梗塞患者と脊髄損傷患者)での臨床試験を目標としている。

 

厚生労働省が平成26年に行った調査によると、国内の脳血管疾患の患者数は推計118万人だという。

今回の研究が進み実用化されれば、多くの患者の方々の希望となる。

 

【広告】