素人が新聞記事書いてみた

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金沢大など、太古の火星の水質復元=生命の生存に適した環境

金沢大学、東京工業大学ハーバード大学(米国)、物質・材料研究機構の研究グループは、太古の火星に存在した水の水質復元に、世界で初めて成功した。

火星の水は、生命の誕生と生存に適した環境だったという。

 

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火星、出典:Wikimedia Commons

 

火星は太陽に近い方から4番目の惑星である。地球型惑星(主に岩石や金属で構成されている惑星)。赤く見えるのは、地表に酸化鉄(赤さび)が多いため。

直径は地球の半分ほどで、質量は地球の約1/10、重力は地球の約40%。四季があり、1日の長さは約24時間39分。

平均表面温度は約−63℃、最低気温は約-140℃、最高気温は約20℃。

大気の組成は二酸化炭素が95%ほど、他は窒素やアルゴン、酸素などが微量。

 

これまでの欧米による周回衛星や探査車の調査から、火星表面には河川跡などの流水地形や、水の作用で生成する鉱物が存在することが確認されている。

約40~35億年前の太古の火星には、液体の水があったことが確実視されている。

しかし、生命の存否にとって重要となる、当時の水の塩分や水素イオン指数(pH)などの水質は今まで不明だった。

 

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火星上の「キュリオシティ」、出典:Wikipedia

 

研究グループは、米航空宇宙局(NASA)の火星探査車「キュリオシティ」が探索したゲール・クレータ(直径約150キロ)の内部に存在した巨大湖に着目した。

この巨大湖の底にたまった堆積物を調べ、過去にあった水の水質復元を試みた。

 

その結果、かつて火星に存在した水の水質は、地球の海の3割強の塩分濃度で、pHは中性、ミネラルやエネルギーを豊富に含んでいたことが分かった。

これは生命の生存に適した環境である。

 

復元された水質と同等の塩分濃度になるためには、100万年程度の長期間、塩分やミネラルが河川を通じて湖に運ばれ、濃縮されることが必要であるということも分かった。

物質の濃縮が起きる場は、生命の誕生に必要とされている。

 

情報元:Semiarid climate and hyposaline lake on early Mars inferred from reconstructed water chemistry at Gale | Nature Communications

 

火星に火星人はいない。しかし、かつて生命が存在していた可能性はある。

地球以外で生命が発見されるのは、そんなに遠い未来の話ではないかもしれない。

 

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