素人が新聞記事書いてみた

新聞記事のつもりでブログを書いています。

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憲法9条は中村哲医師の命を守ってはくれなかった

アフガニスタンの東部ジャラーラーバードで4日、NGOペシャワール会」現地代表の中村哲医師(73)が車で移動中、何者かに銃撃され死亡した。

現地警察によると、同氏は殺傷能力の高い自動小銃で数回にわたり撃たれていたという。

この時、共に車に同乗していた警備員や運転手などのアフガニスタン人5名も死亡した。

 

中村哲氏の御冥福を心からお祈り致します。

 

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中村哲氏、『マガジン9』の取材を受けた時の発言

 

中村氏は福岡市に生まれ、九州大学医学部を卒業。国内の病院勤務した。

昭和59年(1984年)、パキスタンペシャワールで医療支援を開始した。その後、アフガニスタンにも診療所を開設。両国で貧困層や難民の診療に従事した。特にハンセン病の対策に力を入れた。

 

平成12年(2000年)以降、アフガン全土で深刻な干ばつが発生。子供の栄養失調や感染症が急増した。

中村氏はこれを機に、水源の確保に着手する。掘削した井戸は約1600本に上った。

また、医者がいなくても生きられるが、水なくしては生きられないと考え、総延長25キロに及ぶ用水路の整備にも乗り出した。平成22年(2010年)にやっと完成し、約10万の農民が暮らしていける基盤を作った。

 

中村氏の功績は非常に大きい。平成30年(2018年)には、アフガニスタン国家勲章を受章した。

中村氏の訃報を知ったアフガニスタンのガニ大統領は声明で、「アフガニスタン国民は彼の働きを決して忘れない」と述べ、その功績を称えた。

 

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アフガニスタンの危険レベル、原典:外務省 海外安全ホームページ

 

アフガニスタンは世界で最も治安の悪い国である。

外務省の海外安全ホームページによると、危険レベルは全域でレベル4。「退避してください。渡航は止めてください。」というレベルである。

アフガニスタンにおいては、タリバーン等の反政府武装勢力によるテロ・襲撃等が多発しており、一般市民や外国人も巻き込まれる事件が相次いでいます」とも書かれてある。

 

このような危険な地域で、中村氏は35年もの長きに渡り活動を続けてきた。その原動力は"ある信念"だったのかもしれない。

同氏は 平成30年(2018年)、『マガジン9』の取材に以下のように答えている。

 

中村哲

僕は憲法9条なんて、特に意識したことはなかった。でもね、向こうに行って、9条がバックボーンとして僕らの活動を支えていてくれる、これが我々を守ってきてくれたんだな、という実感がありますよ。体で感じた想いですよ。

武器など絶対に使用しないで、平和を具現化する。それが具体的な形として存在しているのが日本という国の平和憲法、9条ですよ。それを、現地の人たちも分かってくれているんです。だから、政府側も反政府側も、タリバンだって我々には手を出さない。むしろ、守ってくれているんです。9条があるから、海外ではこれまで絶対に銃を撃たなかった日本。それが、ほんとうの日本の強味なんですよ。

引用:マガジン9

 

憲法9条中村哲医師の命を守ってはくれなかった。

 

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