文部科学省は4日、小学校、中学校、高等学校および特別支援学校における、新型コロナウイルス感染症対策のための臨時休校の状況を公表した。
令和2年3月4日午前8時時点で、市町村区立小学校は98・8%、市町村区立中学校は99・0%、都道府県立高等学校は99・0%が臨時休校していることがわかった。
平均的な小学校の教室、出典:Flickr
令和2年3月4日午前8時時点の臨時休校の状況は以下のとおり。
左側の数字が臨時休校した学校数、右側は学校数。私立学校には一部未確認の学校があり、そのような校は学校数からも除外してある。
【公立学校】
<市町村区立小・中学校>
・小学校 18,923/ 19,161(98.8%)
・立中学校 9,124/ 9,219(99.0%)<都道府県立学校>
・高等学校 3,314/ 3,349(99.0%)
・特別支援学校 869/ 917(94.8%)【国立学校】
・小学校 69/ 69(100%)
・中学校 70/ 70(100%)
・高等学校 15/ 15(100%)【私立学校】
・小学校 178/ 160(90%)
・中学校 563/ 516(92%)
・高等学校 1,162/ 1,078(93%)情報元:新型コロナウイルス感染症対策のための小・中・高等学校等における臨時休業の状況について(令和 2 年 3 月 4 日(水)8 時時点・暫定集計)
全国の一斉休校は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、2月27日に安倍晋三総理が要請したものである。
臨時休校の要請期間は3月2日から春休みまで。
厚生労働省によると、令和2年3月4日時点、国内における 新型コロナウイルス感染者は317名(患者287名、無症状病原体保有者30名)。
情報元:新型コロナウイルスに関連した患者の発生について(258~287例目)
国内で普段どおりの生活をしていれば、高齢者や体に不調がある人を除けば、新型コロナウイルスに感染する可能性は低い。
しかし、筆者は「自分だけは新型コロナウイルスに感染しない」という考えは捨てた方がいいと思う。まだ、感染者の出ていない都道府県に住んでいてもである。
国民の安全は、特に、子供の安全は最優先されなければならない。