米国疾病予防管理センター(CDC)は3日、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)防止のための新たな指針を発表した。
これまでのマスクは不要という見解を修正し、マスクの着用を勧めるとした。
これに対し、トランプ米大統領は同日、「あくまで自主的な措置だ」として、強制ではないとした。
なお、トランプ氏自身は、マスクを着用するつもりはないとした。
米国疾病予防管理センターの本部(ジョージア州アトランタ)、出典:Centers for Disease Control and Prevention
CDCは、急激な感染拡大の要因に「無症状の人からのウイルスの広がりがある」と分析。
多くの人がマスクやスカーフなどで口を覆えば、感染拡大抑止の効果があるとした。
SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)は、くしゃみや咳をしたりすると、他人にうつしてしまう可能性がある。唾液のなかにウイルスが含まれている。
CDCは、他人との距離をが6フィート(約180センチ)あれば、感染の危険はかなり低くなると分析している。
米国では現在、医療用マスクが不足している。
このため、CDCは市販の簡易マスクやスカーフなどを活用するよう求めている。
CDCはユーチューブに、スカーフやバンダナなどをマスクの代わりに使う動画を公表した。
情報元:Recommendation Regarding the Use of Cloth Face Coverings | CDC
欧米では今まで、マスクをする習慣はなかった。
しかし、米国においては変わりそうだ。
良いものや習慣は取り入れる。
これが米国の凄さであり、恐ろしさでもある。