今日は「朝日新聞珊瑚記事捏造事件」の捏造記事が朝日新聞に掲載された日だ。
朝日新聞社のカメラマン・本田嘉郎は、沖縄県西表島の珊瑚に『K・Y』と落書きし、その写真をもとに記事を捏造した。
このため「K・Y事件」とも呼ぶ。
高さ4m、周囲20mという世界最大級のアザミサンゴとして、ギネス世界記録にも掲載されたことがある珊瑚が傷つけられた。
「朝日新聞珊瑚記事捏造事件」の捏造記事、出典:Yahoo!ジオシティーズ
朝日新聞東京本社版の平成元年(1989年)4月20日付夕刊一面に、カラー写真と共に「サンゴ汚したK・Yってだれだ」と題する記事が掲載された。
沖縄のサンゴがダイバーにより、無残に損傷されたという告発記事。後半部分は日本人のモラルの低さを批判している。記事の内容は以下のとおり。
「サンゴ汚したK・Yってだれだ」
これは一体なんのつもりだろう。
(中略)
日本人は、落書きにかけては今や世界に冠たる民族かもしれない。だけどこれは、将来の人たちが見たら、八〇年代日本人の記念碑になるに違いない。百年単位で育ってきたものを、瞬時に傷つけて恥じない、精神の貧しさの、すさんだ心の……。 にしても、一体「K・Y」ってだれだ。
この記事を見た地元の沖縄県竹富町ダイビング組合が抗議の声をあげた。「サンゴにこれまで傷は全くなかった、サンゴに書かれた落書きは、取材者によるものではないか」と。
調査の結果、朝日新聞社のカメラマン・本田嘉郎が故意に傷つけたものであったことが判明した。本田は懲戒解雇処分となり、当時の社長は引責辞任に追い込まれた。
本田は自然環境保全法違反で那覇地方検察庁に送致された。しかし、法律の不備により刑事処分は受けなかった。
朝日新聞珊瑚記事捏造事件は、朝日新聞の本質がでた事件だと筆者は思う。2つある。
一つは"思い込み"である。記事には日本人が落書きしたとあるが、その証拠はない。
もう一つは"反日"である。この写真と記事からは、日本を貶めたいという意図が感じられる。これこそ、本物の憎悪表現(ヘイトスピート)である。
日本が嫌いなら外国へ移転した方がいい。
その方がお互いのためだ。