全国高等学校体育連盟(全国高体連)は26日、令和2年度全国高校総合体育大会(インターハイ)の中止を決定した。
同大会の中止は史上初。
新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、全国高体連はウェブ会議による臨時理事会を開催。全会一致で中止を決定した。
令和2年度全国高校総合体育大会の開会式が行われる予定だった「ALSOKぐんま総合スポーツセンター」、出典:Wikipedia
全国高等学校総合体育大会とは、全国高等学校体育連盟の主催で毎年8月を中心に開催される、全日制高校生によるスポーツの総合競技大会である。
略称で「インターハイ」と呼ばれることが多い。
初めて開催されたのは昭和38年 。
令和2年度の大会は、令和2年8月10~24日にかけ、全国21府県で分散開催される予定だった。
全国高体連は当初、無観客や規模縮小なども検討していた。しかし、選手や関係者らの安全を第一に考え、苦渋の決断を下した。
全国高体連の奈良隆専務理事は26日午後の記者会見で、「断腸の思い。本当に大きな判断で、申し訳ない気持ちでいっぱい」と述べた。
なお、都道府県ごとの高校総体の開催可否については、各都道府県の高体連に委ねるとした。
インターハイは高校生によるスポーツの祭典だ。
中止となるのは残念である。
日本は今、インターハイすら中止せざるを得ない状況にある。
新型コロナウイルス感染症の拡大を抑える事ができるか否かは、一人一人の行動にかかっている。