今日は昭和の日だ。
4月29日は昭和天皇の誕生日だ。
昭和天皇、昭和10年(1935年)撮影、原典:Wikimedia Commons
昭和64年(1989年)1月7日、昭和天皇が崩御された。4月29日は「みどりの日」となった。右派は「昭和」という言葉を入れたかったが、当時は左派勢力が強かったため無理だった。
平成12年(2000年)3月、自民党・公明党・自由党の連立与党は、改正法案を参議院に提出。参議院は通過した。
しかし同年5月、マスコミが森喜朗総理の「神の国発言」を取り上げ、騒ぎ出した。朝日新聞や毎日新聞は当然のこと、産経新聞までもが「軍国主義復活!」などとし、大々的に森総理を批判した。
同改正法案は衆議院での採決が見送られた後、衆議院解散により廃案となった。
平成14年(2002年)、自民党と保守新党が再び、改正法案を衆議院に提出。公明党と自由党は賛成、前回は反対した民主党も賛成に転じ、衆議院は通過した。
参議院で継続審議に入ったが、衆議院の解散により審議未了のまま廃案となってしまった。
平成16年(2004年)、自由民主党と公明党が3度目となる改正法案を衆議院に提出した。
平成17年4月、自民党・公明党・民主党の賛成多数により衆議院で可決。翌5月には参議院でも可決し、成立した。
日本共産党は「憲法の国民主権・平和・民主主義の原則をふみにじる」とし、最後まで大反対をした。社民党も最後まで反対だった。
同改正法は平成19年(2007年)から施行され、同年より4月29日は「昭和の日」となった。それまでの「みどりの日」は5月4日に移動となった。
4月29日は昭和天皇の御誕生日である。「昭和」という言葉が使われるのは当然である。
しかし、この当たり前の事をしようとすると、日本の"敵"が邪魔をする。
11月3日も明治天皇の誕生日だが、今だに「文化の日」のままだ。
世論を変えるのは難しい。
まずは、国民が祝日に国旗を掲揚するようになる必要がある。大半の国では当たり前の事だ。
正しい事は必ず理解される。時間はかかるかもしれないが。