奈良県立医科大学(同県橿原市)は15日は、世界で初めてオゾンガスによる新型コロナウイルスの不活化を確認したと発表した。
実験では、新型コロナウイルスが最大1/10,000 まで不活化したという。
研究は、MBTコンソーシアム(クオール株式会社、三友商事株式会社、株式会社タムラテコ)と共同で行われた。
オゾン(ozone)とは、3つの酸素原子からなる酸素の同素体である。分子式はO3。常温常圧では薄青色の気体。酸化力が強く、高濃度では猛毒。
オゾンガスは、ノロウイルスや重症急性呼吸器症候群(SARS)に効果があることが確認されている。
医療用オゾンガス発生器はすでに実用化され、医療現場や救急車などで使用されている。
オゾンガスによる新型コロナウイルス不活化の実験、左側の容器内にオゾンガスを噴霧、奈良県立医科大学提供
研究グループは、耐オゾン気密ボックス(アクリル製)内に、新型コロナウイルスを塗布した。
そして、医療用オゾンガス発生器(PMDA認証)により規定濃度のオゾンガスを噴霧した。
結果、CT値330(オゾン濃度6ppm)で55分曝露すると、新型コロナウイルスが 1/1,000~1/10,000まで不活化。
CT値60(オゾン濃度1ppm)で60分曝露した場合には、1/10~1/100まで不活化。
CT値330は厚労省PMDAによる医療機器認証の実証実験値。CT値60は総務省消防局による救急隊オゾン除染運用値。
情報元:(世界初)オゾンによる新型コロナウイルス不活化を確認 | 公立大学法人奈良県立医科大学 一般社団法人MBTコンソーシアム
同医大感染症センターの笠原敬センター長は、「消毒はアルコールなどによるふき取りが基本。オゾンガスはあくまで補助的に使うもの」と述べた。
効果的な使用条件も、まだ分かっていない。
それでも、オゾンガスによる除菌の科学的根拠(エビデンス)が示されたのは大きい。
研究を続ければ、将来的には病棟や診察室などでの活用が期待できるだろう。
訳のわからない反日教授に金をやるなら、こちらに回すべきである。