今日は関東大震災が起きた日だ。
大正12年(1923年)9月1日11時58分、関東地方南部を震源とした巨大地震「関東地震」が発生した。地震の規模を示すマグニチュードは 7.9 と推定される。
この関東地震によって引き起こされた災害を「関東大震災」という。
明治以降、日本において1番多くの死者をだした自然災害である。
第一相互ビルヂング屋上から見た日本橋及び神田方面の惨状(現:東京都中央区)、出典:Wikipedia
関東大震災による「死者・行方不明者は 10万5,000人余」というのが定説。
東京府(現:東京都)が約7万人、神奈川県が3万3.000人弱と、人的被害はこの両府県に集中している。
建物被害においては、全壊が約10万9,000棟、全焼が約21万2,000棟である。
関東大震災の最大の特徴は、火災による被害が甚大だったことである。死者の9割弱が焼死だったといわれている。
136件の火災発生が確認されている。
東京市(現:東京23区)では、建物の43%が焼失した。
火災が多発した原因としては、地震発生時に昼食の準備をしていた家庭が多かったこと、建物のほとんどが木造だったこと等があげられる。
防災設備も不十分だった。
関東大震災で犠牲になった方々の遺体(現:東京都墨田区)、出典:Wikipedia
日本は自然災害の多い国である。発生原因は多い順に、台風、地震、火山...
これらはいずれ発生することを前提に、国が主導し、十分な対策をするべきである。
関東大震災が再び起きたとしても、現在なら被害を最小限に抑えることが可能である。
安全のために使う金は、ケチってはいけない...と筆者は思う。
命より大切なものはないから。