今日は新宿騒乱が起きた日だ。
昭和43年(1968年)10月21日、東京都新宿区で起きた、左翼による暴動事件。
743人が逮捕された。
10月21日は国際反戦デーである。
当時はベトナム戦争中であり、世界的規模で反戦運動が起きていた。
日本も例外ではなく、反戦集会が各地で頻繁に行われていた。
昭和43年10月21日、左翼団体の中核派・ML派・第四インターは、明治公園(新宿区)などで反戦集会を行っていた。
その後、反戦集会を行っていた約6000人が、防衛庁や国会、国鉄新宿駅などに突入しようとし、警官隊と激しく衝突した。
特に激しく衝突したのが新宿駅だった。
夜7時ころから、新宿駅には角材などで武装した約2000人が集結。各所で機動隊と衝突していた。
午後9時頃、デモ隊は新宿駅東口の広場で決起集会を開き、駅構内への突入を試みた。
鉄の塀を壊し、ホームになだれ込んだ。電車や駅施設に、投石を繰り返した。新宿駅は麻痺状態となった。
その後、電車のシートを外して薪代わりとし、南口に放火し炎上させた。警察の車にも放火、炎上させた。
騒ぎは更に拡大。群衆約2万人が集まり、新宿駅は破壊された。
翌22日午前0時15分、日本政府は騒擾罪(そうじょうざい)を適用した。騒擾罪は現在の騒乱罪にあたる。
暴徒743人が逮捕された。
左翼団体のメンバーは、戦争に反対し、集会を開いていた。
しかし、彼らがやったことは暴動事件である。暴力により、多くの物を破壊し、多くの人を傷つけた。
平和や人権を必要以上に主張する組織には、怪しいメンバーが多い。
外国のスパイ、若しくは、国家転覆を目論んでいるのでは?...と疑いたくなる場合もある。
歴史をみれば、わかる。