日本テレビは17日、テレビ番組のインターネット同時配信を10月2日より開始すると発表した。
テレビが無くても、スマートフォンやパソコンなどで、プライムタイムの25番組を同時に見ることができるようになる。
民放では初。
日本テレビタワー(東京都港区)
日本テレビによると、在京5局が中心となって運営する『TVer(ティーバー)』から無料配信するという。
10月2日午後7時の「I LOVE みんなのどうぶつ園」から開始する。
対象は「踊る!さんま御殿!!」「世界の果てまでイッテQ !」など午後7~11時に放送されている25番組。8時台の番組は毎日配信する。
日本テレビは昨年10~12月、TVerでの同時配信を試験的に実施。その結果より、同時配信の開始に踏み切った。
情報元:日本テレビはTVerで、地上波プライムタイムを中心に日テレ系ライブ配信を開始します。|日本テレビ
テレビ番組のインターネット同時配信は、NHKが令和2年4月から『NHKプラス』で提供している。
フジテレビやTBSも、令和3度内の開始を検討している。
総務省情報通信政策研究所の調査によると、令和2年(2020年)時点で、国民のテレビ視聴時間(リアルタイム)とインターネット利用時間は、ほぼ同じである。
30代以下はインターネットの方が多い。
情報元:総務省|情報通信政策研究所|情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査
恐らく、あと20年もすれば、テレビ視聴(リアルタイム)は激減するだろう。
忙しい現代人にとって、決まった時間にテレビの前で番組を見るという行為は、制約が多い。
これは筆者個人の見解だが、テレビを見る人が減った最大の原因は「テレビがつまらなくなったから」だと思う。
平成23年(2011年)、フジテレビ抗議デモが数回行われ、累計数万人が参加した。参加者は、フジテレビの韓流ゴリ押しや、捏造・偏向報道を批判していた。
しかし、日本のマスコミはこの大規模なデモを、ほとんど報道しなかった。
今振り返れば、この時、テレビ局と国民との間に、埋めることのできない溝ができてしまったような気がする。