台湾は22日、環太平パートナーシップ協定(TPP)への加盟を申請した。
今月16日に申請したばかりの支那は、これに反発。
23日、支那軍機24機が台湾の防空識別圏(ADIZ)に侵入した。
環太平パートナーシップ協定は、豪州、ブルネイ、カナダ、チリ、日本、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、ベトナムの11カ国による経済連携協定。
知的財産保護や電子商取引、労働などの幅広い分野で規定がある。
米国は調印したが離脱した。
平成30年(2018年)12月30日に発効。
今年2月に英国、今月16日に支那、22日に台湾が加盟を申請した。
台湾は今年2月、TPP加盟の意向を表明。準備を進めていた。
国際社会での地位を向上させたい台湾にとってTPP加盟は、世界貿易機関(WTO)加盟以来の好機。
日本政府関係者も台湾のTPP加盟については、概ね好意的に受け止めている。
しかし今月16日、支那もTPP加盟の申請を行った。
TPP加盟には全加盟国の同意が必要。もし支那の方が先に加盟したら、台湾の加盟は不可能となる。
石の上にも五年!
— 蔡英文 Tsai Ing-wen (@iingwen) 2021年9月23日
台湾は昨日正式にCPTPP加盟を申請しました。総統になってからこの水準の高い貿易協定の参加を準備してきました。我々は全てのルールを受け入れる用意があり、TPPに加盟したいと思っています。日本の友人たちには我々のこの努力をぜひ支持して欲しいです!
台湾の蔡英文(さい えいぶん)総統は23日、「我々は全てのルールを受け入れる用意があり、TPPに加盟したいと思っています。日本の友人たちには我々のこの努力をぜひ支持して欲しいです!」とツイートした。
台湾の国防部は23日、支那軍機24機が台湾の防空識別圏(ADIZ)に侵入したと発表した。
進入機の数はここ3か月で最多。
午前中に戦闘機14機と爆撃機など5機が進入。戦闘機は南西空域に入り、そのまま支那に引き返した。爆撃機などはバシー海峡上空を抜けて台湾南東空域にまで到達した。
午後にも、戦闘機4機と早期警戒機1機が南西空域に入った。
支那の行為は明らかに脅しである。
支那の脅しにビビり、台湾の加盟を拒否する国がでないといいのだが...