立憲民主党がネットメディア「Choose Life Project」に約1500万円の資金提供を行っていた件について。
当時の福山哲郎幹事長(前幹事長)が決めたものだったことが12日、明らかとなった。
立憲民主党は福山氏の処分はしないという。福山氏は今夏の参院選で改選を迎えるが、立憲民主党は公認を維持する考え。
立憲民主党の西村智奈美幹事長は12日、記者会見を行い、内部調査の結果を公表した。
立憲民主党は「Choose Life Project」側の要請を受け支援を行ったという。広告代理店を通じて、令和2年8~10月にかけて4回に分け、計1500万8270円を支出した。
資金提供は、当時の福山哲郎幹事長(前幹事長)が決めたもの。
福山氏は「フェイクニュースなどが横行する状況に対抗するための新しいメディアを作りたい」という考え方に共感して決めたという。福山氏は番組内容などに関する要求は行っていないという。
なお、枝野幸男前代表の関与の有無については言及しなかった。
西村氏は「国民に疑念を与える結果となった点は、反省すべきと考えている」と述べた。
今回の資金提供自体は違法行為ではない。
しかし、特定のメディアを支援し、かつ、資金提供の事実を公表していなかった点については、「不適切」と考える人もいるだろう。
資金提供を決めた福山氏は、加計学園問題や「桜を見る会」などについて、厳しく批判していた。
他人に厳しく、自分に甘い態度では、納得しない国民もいるだろう。
福山氏は早急に会見を開いて、国民に説明すべきだ...と筆者は思う。